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童夢 1巻(完)

  • whong1203
  • 2015年8月13日
  • 読了時間: 2分

<読書感想>

通常は画像の横にキャッチフレーズを書くのだが、この漫画に関してはそのキャッチフレーズが思いつかない。

読んだ感想を一言でいうならば

「よく分からない」

である。

これではキャッチフレーズの書きようがない。

ひとまずストーリーを紹介しよう。

とある古い団地で、子供みたいなイタズラ好きの爺さんがいた。その爺さんは不思議な力を持っていて、その力でイタズラ半分に人を殺していたが、ある日それに気づいた子供によって、徐々に追い詰められていく。そんなストーリーである。

そう、これはもう意味不明である。

意味不明なので感想もくそもないのだが、一つだけ考察しよう。

この漫画が世間でやたら高評価を受けているのはなぜか、それを考えてみる。

世間では、この漫画は当時にしては革新的な表現方法だったとか、漫画のハードルを上げたとか、さまざまな考察がなされているが、僕は評論家ではないので、そういった論理的な考察は控えよう。

もっと直観的な感想を、一つだけ、上げようと思う。

「引力」である。

この作中での人々の行動心理の解説は一切なされていない。

なぜ爺さんは人を殺していたのか。

なぜ一人だけ気づいた子供がいるのか。

そもそも爺さんは何者なのか。

何も解明されていない。

この手の作品は、一歩間違えれば、意味不明で支離滅裂な駄作になりかねない。開始10ページで読むのをやめたくなるようなものになるか、最後まで一気に読み続けてしまう作品になるか。

僕にはその違いがわからないから、「引力」というほかない。

 
 
 

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